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【話題の判例】July2024 更新のお知らせ
2024/07/16

話題の判例とは

新聞記事などで報道された話題性の高い判例をWestlaw Japan編集部が選りすぐってご紹介しております。
New 話題の判例2件UP!

(1) 優生保護法下の強制不妊手術に係る国家賠償請求事件(令和6年7月3日最高裁大法廷) New
文献番号2024WLJPCA07039002 【判決全文】(※)
◆民法(平成29年法律第44号による改正前のもの)724条後段の除斥期間の主張をすることが信義則に反し権利の濫用として許されないとされた事例
https://www.westlawjapan.com/case_law/2024/20240703.html

(2) 薬剤の処方等によって後遺障害が発生したことに係る損害賠償請求事件(令和6年5月8日函館地裁) New 
文献番号2024WLJPCA05089002【判決全文】(※)
◆原告Aが、被告町が運営する本件病院で被告Cら医師から処方を受けていた本件薬剤の服用により、本件血栓症を発症し、重度の身体障害等を負ったなどとして、被告Cに対しては不法行為に基づき、被告町に対しては、主位的に使用者責任に基づき、予備的に債務不履行等に基づき、連帯での損害賠償を求めるなどし、また、原告Aの夫である原告Bが、被告Cの不法行為により自身も精神的損害を被ったとして、被告らに対し、損害賠償を求めた事案において、本件血栓症は本件病院の医師から最後に処方された本件薬剤を服用したことにより発症したと認められるところ、同時点で本件病院には添付文書等に違反して本件薬剤を処方した注意義務違反は認められないとする一方で、検査・経過観察をせずに漫然と本件薬剤を処方した注意義務違反が認められ、同義務違反と本件血栓症の発症との間には法的因果関係が認められるとしたが、本件薬剤を最後に処方したのは被告Cではないため、被告Cの不法行為責任及び被告町の使用者責任を否定し、被告町の原告Aに対する債務不履行責任のみ認め、原告Aの損害を1億9444万7629円と認定して、原告Aの請求を一部認容し、原告Bの請求を棄却した事例
https://www.westlawjapan.com/case_law/2024/20240508.html

(3) 1型糖尿病患者による障害基礎年金の支給停止を解除しない処分の取消等請求控訴事件(令和6年4月19日大阪高裁)New 
文献番号2024WLJPCA04199004【判決全文】(※)
◆1型糖尿病に罹患し、国民年金法に基づく障害基礎年金の支給を受けていた者7名に対してされた同法36条2項本文に基づく支給停止処分、及び1型糖尿病に罹患し、同項本文の規定に基づく支給停止処分を受けた者に対してされた支給停止を解除しない旨の処分につき、違法であるとはいえないとした原判決を取り消し、当審判示の事実関係の下で、いずれも違法であるとした事例
https://www.westlawjapan.com/case_law/2024/20240419.html

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【話題の判例アーカイブ】
https://www.westlawjapan.com/case_law/

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