Westlaw Japanからのお知らせ
【話題の判例】July.2023 更新のお知らせ
2023/07/07
話題の判例とは
新聞記事などで報道された話題性の高い判例をウエストロー・ジャパン編集部が選りすぐってご紹介しております。
New 話題の判例3件UP!
①
公務員の退職手当の支給を制限する処分等の取消請求事件(上告審)(令和5年6月27日最高裁第三小法廷)New!!
文献番号 2023WLJPCA06279001
◆酒気帯び運転を理由とする懲戒免職処分を受けて公立学校教員を退職した者に対してされた一般の退職手当等の全部を支給しないこととする処分に係る判断が、裁量権の範囲を逸脱し又はこれを濫用したものとはいえないとされた事例
https://www.westlawjapan.com/case_law/2023/20230627.html
②
県の貴賓車購入についての損害賠償請求控訴事件(住民訴訟)(令和5年5月10日広島高裁)New!!
文献番号 2023WLJPCA05106002
◇本件県の住民である被控訴人が、本件県が、貴賓車として普通乗用車1台を購入する旨の売買契約の締結・履行、同契約に係る公金支出が違法であるなどと主張して、県の執行機関である控訴人県知事を相手に、地方自治法242条の2第1項4号に基づき、同売買契約の締結等をした当時の県知事に対して不法行為に基づく損害賠償請求をすることを求めた(住民訴訟)ところ、原審が被控訴人の請求を認容したことから、控訴人県知事が控訴した事案
https://www.westlawjapan.com/case_law/2023/20230510.html
③
生活保護費引下げに係る処分取消等請求控訴事件(令和5年4月14日大阪高裁)New!!
文献番号 2023WLJPCA04146001
◆物価下落率を指標として生活扶助基準を調整するデフレ調整等による生活扶助基準の改定(本件改定)に係る厚生労働大臣の判断に、裁量権の範囲の逸脱又はその濫用があるとは認められないとして、本件改定に基づく保護費減額決定の取消請求及び国家賠償請求をいずれも理由がないとした事例
https://www.westlawjapan.com/case_law/2023/20230414.html
【法分野】労働(①)、行政(①ないし③)、国家賠償法(③)
【対象】弁護士、研究者、官公庁、企業(①)等
【特記事項】
本件は、報道等でも非常に話題になった注目の判例です。
①
・退職手当の不支給「適法」 飲酒運転元教師、敗訴確定 (産経ニュース)
https://www.sankei.com/article/20230627-5RS2IHIA7RIC5G5XLJ2KX23R24/
②
・貴賓車センチュリーの住民訴訟、山口県が逆転勝訴…1審は知事に2090万円請求命令(讀賣新聞オンライン)
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230510-OYT1T50188/
③
・生活保護費引き下げめぐる裁判 受給者の訴え退ける 大阪高裁(NHK NEWSWEB)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230414/k10014038951000.html
バックナンバーを含む一覧は こちら → https://www.westlawjapan.com/case_law/
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