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【話題の判例】June.2023 更新のお知らせ
2023/06/02

話題の判例とは


新聞記事などで報道された話題性の高い判例をウエストロー・ジャパン編集部が選りすぐってご紹介しております。

New 話題の判例3件UP!

オリンピックに係る贈賄被告事件(令和5年4月21日東京地裁)
文献番号 2023WLJPCA04219002
◇本件会社の代表取締役会長であった被告人A、同社の同副会長であった被告人B及び同社の子会社(本件子会社)の取締役等であった被告人Cが、共謀の上、本件大会の本件組織委員会の理事として各職務に従事していたFに対し、本件組織委員会において、本件会社又は本件子会社が有利かつ便宜な取り計らいを受けたい旨の請託をし、同取り計らいを受けたことの謝礼及び今後も同様の取り計らいを受けたいとの趣旨のもとに、31回にわたり現金合計2800万円を振込入金した事案
https://www.westlawjapan.com/case_law/2023/20230421.html


B型慢性肝炎の再発患者による国家賠償請求事件(令和5年3月17日広島高裁)
文献番号 2023WLJPCA03179002
◇B型慢性肝炎の患者である控訴人らが、乳幼児期に被控訴人国が実施した集団予防接種又は集団ツベルクリン反応検査を受けた際、注射器の連続使用によってB型肝炎ウイルスに感染し、その後、成人になって慢性肝炎を発症し、一旦は沈静化した後に、更に慢性肝炎を再発したとして、従前の慢性肝炎の発症による損害とは区別される別個の損害が発生した旨主張して、同再発後に発生した損害の包括一律請求として、国家賠償法1条1項に基づき、それぞれ損害金1300万円の支払を求めたところ、原審が控訴人らの請求をいずれも棄却したため、控訴人らが控訴した事案
https://www.westlawjapan.com/case_law/2023/20230317.html

③地理的表示に係る登録処分取消請求控訴事件(令和5年3月8日知財高裁)
文献番号 2023WLJPCA03089001
◇農林水産大臣が特定農林水産物等の名称の保護に関する法律(平30法88改正前)12条1項に基づく特定農林水産物等の登録に関する処分(本件処分)をしたところ、長年にわたり生産、販売をする豆味噌に本件表示をして事業を行う控訴人会社が、本件処分には同法13条1項3号イ及び同行4号イ所定の登録拒否事由があるのに、これを看過した違法があるなどとして、本件処分の取消しを求めたところ、原審が控訴人会社の訴えを却下したため、控訴人会社が控訴した事案
https://www.westlawjapan.com/case_law/2023/20230308.html

【法分野】刑法(①)、国家賠償法(②)、業法(特定農林水産物等の名称の保護に関する法律)(③)
【対象】弁護士、研究者、官公庁(①、②、③)、警察(②)、企業(③)等
【特記事項】
本件は、報道等でも非常に話題になった注目の判例です。

① 五輪汚職事件 AOKI前会長ら3人 執行猶予付き有罪判決 東京地裁(NHK NEWSWEB)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230421/k10014044671000.html

② 再発患者、二審は賠償認めるB型肝炎訴訟―広島高裁(時事ドットコムニュース)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023031700208&g=soc

③ 「八丁味噌」めぐる訴訟、二審も愛知・岡崎の老舗が敗訴 知財高裁(朝日新聞デジタル)
https://www.asahi.com/articles/ASR385WQJR38UTIL02D.html


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